「バレエ」と聞くと、「敷居が高い」とイメージする方も少なくないと思います。私もその一人でした。
田舎で育ち近くにバレエ教室もなく、周囲に習っている子もおらず、そのままバレエとは無縁の人生を40年ほど送ってきました。
今回は、そんな私の長女が6歳でバレエを始めたきっかけや、実際に通ってみて感じたことをまとめてみました。
これからバレエを習わせようか迷っている方の参考になれば嬉しいです。

バレエを始めたきっかけは「お友達の影響」
長女がバレエに興味を持ち始めたのは、保育園のお友達が習い始めたのがきっかけでした。当時年長で卒園まであと1ヶ月という時でした。
「○○ちゃん、バレエ行ってるんだって〜」という話をしていたかと思ったら、数日後には「私も行ってみたい!」と。
それまでは特にバレエに関心があったわけではないので、まさに“興味本位”のスタートでした。
でも、こういう自然な興味って、実はとても大切なんだなと思います。
教室選びは「通いやすさ」を第一に
私自身がバレエに詳しいわけではなかったので、まず重視したのは「通いやすさ」。
平日の夕方に通うことになるので、送り迎えがしやすく、欲を言えば徒歩圏内の教室だとうれしい。
いくつかネットで探したところ、結果的にお友だちの通っている教室が自宅から歩いても行ける距離だったので、まずは体験に行ってみることにしました。
初めての体験レッスンは、癒しと和やかさでいっぱい
体験レッスンに行ってみてまず感じたのは、先生の丁寧で優しい対応。教室に入って「こんにちは」と挨拶した瞬間に和やかな雰囲気を感じました。
レンタル用のレオタード、タイツ、バレエシューズを選び、まずは着替え。スカート付きの可愛いレオタードを身にまとい、うれしそうにはにかんでいました。
先生がみんなに紹介してくれて、レッスン開始。はじめての子にもわかるようにゆっくり教えてくださって、緊張していた長女もすぐに笑顔になりました。
そして何よりも印象的だったのは、レッスンに来ていたちびっ子たちがとにかく可愛いということ!年長〜小学1年のクラスで、女の子3人、男の子1人がいました。
小さな子たちが真剣に、でも楽しそうに動いている姿は、見ているだけでも癒されました。
実際に通い始めて感じたこと
体験レッスンは最大4回参加できるのですが、1回目の体験が終わった段階で、「習いたい」と。本人の強い意志もあり、残りの体験レッスンの終わりと共に入会を決めました。
ただ、始めた当初は6歳という年齢もあってか、レッスン中の集中力はムラがありました。
ふざけたり、気が散ったりすることもあって、「これでいいのかな?」と思うことも正直あり、家に帰ってから注意することもしばしば…。
でも、「レッスン、楽しかった〜!」と嬉しそうに話してくれる姿を見ると、
“楽しむこと”が一番大事なんだなと改めて感じていました。

習わせてよかった?リアルな本音
「バレエを習わせて良かったか?」と聞かれたら、「良かった」と思っています。
姿勢も少しですが意識するようになっていますし、音楽に合わせて体を動かすことで、リズム感や表現力が自然に育っている気がします。運動会の表現種目の際なども、動きがしなやかだなと感じます。親のひいき目もありますが…。
またバレエには様々なポジションや動きがあり、その一つ一つに名前がついています。それを頭と身体で覚えて表現するのにはやはり努力が必要です。諦めない力や継続する力も育ってくると思います。
でも、続けていけるかどうかは、やっぱり子ども次第。
「もっとやりたい」と思える気持ちを何よりも大切にしていきたいと思っています。
これから始める方へのアドバイス
バレエを習わせるか迷っているなら、まずは体験レッスンに行ってみるのが一番だと思います。
実際に教室の雰囲気を見て、子どもがどんな表情をするかを感じてみてください。
親の「なんとなく心配」という気持ちも、行ってみると安心に変わることが多いです。
そして何よりも大切なのは、子どもの意思を尊重すること。
「やってみたい」という気持ちも、「やめたい」という気持ちも、きちんと受け止めてあげたいと思っています。
まとめ

始めて2年半。これからどんな風に変化していくのかは未知数です。
でも、バレエを通じて長女が少しずつ自分に自信を持てるようになったり、新しいことにチャレンジしたりできたら—
それだけでも、十分価値のある経験になると思っています。
迷っている方の参考になれば幸いです。